2016年1月26日火曜日

『アルビン』くん

2015年6月、アルビンは秋田県のセンターでお迎えを待っているところをメンバーが見つけてくれました。
実は秋田県にお迎えに伺える範囲にTSRメンバーはおらず、センターへ問い合わせをしても、職員の方からご丁寧に今の状況をお伺いさせていただいても、八方ふさがりであることには変わりありませんでした。

なんとか、地元のボランティアさんはおられないだろうか、そちらで預かっていただくことができないならせめて引き出しにお力添えいただけないだろうか・・・勢いだけで「いぬ・ねこネットワーク秋田」様へ飛び込みのメールを送らせていただきました。

一途の望み・・・ありがたいことにすぐにお電話いただきました。
実は秋田県はそのころボランティアへの門が開き始めたところ、これから、という段階だったそうです。なにも知らずに地元の方のお力添えがあれば、なんとかなるかも?とセンターへの問い合わせも行ってしまいました。

一歩間違えばセンターの方からみたボランティアの印象を悪くしてしまう可能性もあったかもしれません。

県外のボランティア団体へ、センターとの調整や空輸の段取り、本当に「いぬ・ねこネットワーク秋田」さまにはお世話になりました。

そしてアルビンは 飛行機に乗って、秋田から北海道にやってきてくれました。

預かりさんは、白、の意味がある アルビンと新しい名前を 付けてくれました。

白内障もあり、あまり視力はありません。でも彼はあたらしい環境にめげることなく柔軟に適応し、預かりさんちのロイくんとも そこそこの距離を保ちつつ、預かりさんちの愛情をたっぷりうけて、これぞTSRの預かりシュナ、どんどんかわいく、そして穏やかな表情になってきました。

去勢手術もすませ、アルビン子ちゃんに。おうち探し直前にホワイトシュナだと思っていたアルビンが白いS&Pだったことが判明したのはご愛敬。
札幌のボラトリさん、そしてホリスティックケアカウンセラーさん、たくさんの方々に支えられて、アルビンは立派なおうちシュナに大変身しました。



ルビン模型店 福店長 就任

アルビンパパ

この度はアルビンとのご縁をいただきありがとうございました。
TSRさんを知るきっかけはペットの介護士に興味がありたまたまネットで ペットの・・・で検索したらペットのおうちという里親募集のサイトを見つけ偶然アルビンを出会いました。
自分は2度のペットロスを経験し、もう生き物を飼うのはやめようと思っておりました。
でも勇気をだしてもう一度の思いで応募したのを覚えております。
当時は同居の両親の許可なく応募したのでドキドキしました(笑)
 お見合いのときは、とてもおとなしい感じでお手やおすわりなども初めてなのにしてくれてお利口だなと思いました。

 トライアルで迎えに行ったとき、うって変わってワンワン吠えられてビックリしました(;゜Д゜)!

 今思えば預り親さんの家から離れたくない一心での必死の抵抗だったと思います。
 先住犬のロイ君と一緒になって 「帰れ帰れ」って感じでした(笑)
あの悲壮感漂う顔は今でも忘れません



 それからは寒いせいもあってこわばった写真が多いですが昨年の12月24日に正式譲渡が決まり「今日から 逢坂 アルビンだよ」と言った辺りから柔らかい顔を見せてくれるようになりました。

今ではお店の副店長に就任し部下も一人出来て、公私仲良く過ごしております。
これからはアルビンとともにTSRで保護活動に邁進する思いです。
本当にありがとうございました。

ありがたいことにアルビンパパは今やTSRメンバーさんです。
実はTSRメンバーの中には里親さんを経て 活動に参加してくださった方がアルビンパパ以外にも!
どんな入口であれば、TSRのことを知っていただく機会があって、今の私たちの活動を隠すことなく見ていただき、その結果がこうやって実を結んでいく・・・本当にシュナ達以上に幸せにしていただいているのは私たちかもしれません。

アルビン!副店長=福店長!頑張って看板わんこしてね!
アルビンパパこれからはメンバーさんとしてもよろしくお願いします。

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2016年1月25日月曜日

『一歩』くん

黒シュナの一歩くんは、2015年8月のとても暑い日にTSRにやって来ました。



飼い主さんはご家庭の事情で一歩くんと一緒に生活することができなくなってしまい、当初は自力で里親さんを探しておられました。
しかし、なかなか新しい家族は決まらず…飼い主さんは、一歩くんの将来をTSRに託してくださいました。



お預かりした当初の一歩くんは、他の犬を見ると興奮して吠え、留守番で吠え、車の移動で吠え…と、苦手なものがたくさんありました。
更に体重10キロとミニシュナにしては大柄で、その体で前後左右に引っ張りながら走り回りる散歩をするため、コントロールが少々難しい子でした。



そのままの一歩くんだったとしても、きっと新しい家族は見つかったと思います。
でも、未来への可能性を少しでも広げるため、『8歳からでもやればできる!』を合言葉に一歩くんには基礎トレーニングと社会化トレーニングを頑張ってもらいました。


人好きで明るく、どんなことも前向きに楽しむことができる性格が幸いして、一歩くんはどんどん苦手を克服、二ヵ月半という短期間で新しいこともたくさん覚えてくれました。



そして、待ちに待った里親さん募集の開始…すぐに複数の応募を頂き、お見合い・トライアル~正式譲渡へと、話はとんとん拍子で進んでいきました。



保護開始から三ヶ月、一歩くんは新しい家族を自分の力で見つけました。




我が家に一歩くんがやって来て
一歩ママ

去年7月、我が家の二代目シュナウザーが星になりました。
もう老いた私達夫婦に犬を飼う事はちょっと難しいかな…などと思いながら、二代目の子がずっと使っていたケージ、食器、オモチャ、洋服を眺めて毎日を過ごしていました。
そんなある日、インターネットでTSRのサイトを見つけ、その中にあった預かり日記を読んで一歩の存在を知りました。




一度は諦めかけた新しい犬との生活でしたが、預かり日記を毎日読んでいるうちに「もしかすると一歩とは縁があるかもしれない」と思うようになり、思い切っての里親に応募しました。




2015年10月31日、トライアルで一歩が我が家にやって来て、一歩と私達夫婦の新しい生活が始まりました。
近所には二代目シュナの犬友も沢山いるということもあり、すぐに一歩はこの辺りでは知られる存在になりました。




そして、人好きな性格ということもあって、一歩は誰からも可愛がってもらうことができました。
ただ、最初は犬同士で仲良くすることができずに、どの犬にも会うたびに吠えてました。
でも、毎日会う犬には少しずつ慣れて吠えなくなり、一緒のお散歩ができるお友達も増えました。




一歩は今年の1月で9歳になりますが、元気で食欲旺盛、まだ子犬のようにいたずらでヤンチャな面もあります。
そんな一歩の姿を見ながら、時に笑って、時に癒されて、毎日楽しく穏やかに過ごしています。




我が家に来た当初は耳ダレ、アレルギー性疾患の症状がありましたが、今はだいぶ落ち着きました。
昨年末の血液検査では腎臓の数値が少し悪かったので、今は主に治療食を与えていますが、何でも美味しそうに尻尾を振って嬉しいそうに食べてくれます。
きっと一歩はそれも乗り越えて、これからも益々元気に、そして長生きしてくれると信じています。




私達は、一歩から毎日元気をもらいながら日々を送れる事をとても感謝しています
一歩は、今では我が家の大切な家族のひとりになりました。


一歩くんを本当に気に入ってくれて、一歩くんがやって来ることを心待ちにしていてくれたお父さんとお母さん、お見合い・トライアルでお伺いしたときには、すぐにここで快適に生活を始められるようにと完璧な準備を整えて待っていてくれました。
そして、一歩くんにこれからどんな生活をしてもらおうと考えているかを丁寧に説明してくださり、散歩コースになる公園も案内してくれました。

このときに、『一歩くんはここで必ず幸せになる!』と確信しました。

新しい家族の下で始まった新しい生活の中で、一歩くんは今までと違った新しい経験をたくさん積んでいます。
そんな新しい生活の様子を、お母さんは定期的に写真付きメールで送ってくださいます。
その写真に写っている一歩くんは、いつもいきいきとして楽しそうな表情をしていて、とても穏やかな目をしています。
新しい友達もできて、本当に幸せな毎日を送っている様子が伝わってきます。

優しいお父さんとお母さん、そしてたくさんの友達に囲まれて、一歩くんのこれからの生活はきっと楽しく幸せなものになるはずです。

そして、明るく元気で人好きな一歩くんは、たくさんの人や犬友を幸せな気持ちにしていくことと思います。

本当に幸せなレポート、ありがとうございました。
これからもたくさんの幸せなご報告をお待ちしています。


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