2016年8月24日水曜日

『マロ』くん

TSRにてマロをお預かりしたのは2016年2月。
行政よりご連絡をいただき、まつり、まろ、一緒にお預かりさせていただきました。

実はまつりとまろは一緒に公園に繋がれた状態で保護されました。きっと一緒に暮らして、遺棄されたのだと思うとのことでした。わんこの日用品と一緒に。

人目につく公園ではあったそうですが、2月・・・もしもっと長い時間繋がれたままだれも気がつかなかったら・・・と思うとぞっとします。

そんなこんなでTSRにてお預かりすることになったまろくんですが、お預かりしてみてびっくり。

お、おおきい・・・・。痩せているのに9.2キロ。足が長い、すべてが大きい。スタンダードシュナに白はいないはず・・・まさかのビックプードル疑惑?白いからマシュマロから、マシューにする予定がなぜか名前は後半部分をとって『まろ』に。

まつりとまろは別々のメンバーがお預かりしました。そこでわかったこと。
まろはびっくりするほどの平和主義者。きっとまつりがお嬢様気質だったから、フェミニストが染みついているのかもしれません。レディーファーストなまろ。

大きくて ふわふわ、そして 本当に今まで見たシュナの中でダントツに平和主義でいつもニコニコ。預かりさんの周りにも「まろ~(⋈◍>◡<◍)。✧♡」とファンが多数。

預かりブログやFBなどで紹介すると なんと 早速 キャンディママが「まろを!!」とお声がけいただきました。

通常TSRでは遠方からのご応募の場合、預かり担当がお伺いできるご家庭を優先的にお話を進めさせていただくのですが、まだケアもこれから、性格もちゃんとご紹介しきれていない中、キャンディママのなにかに触れたのでしょうか、本当に熱心にご連絡をいただいたのです。

北海道にはTSRメンバーがおりますし、一旦メンバーが預かり、お宅訪問やトライアルまでの手続き等 対面にて行うこともできます。すべての段取りが順調に進み、この時はなんとパケットボランティアさんまでゲットすることができ、まろは北へ飛び立つことに。

まろが旅立つ前の日、預かりさんちではまろのお別れ会が・・・みんな順番にもふもふのまろを抱きしめて、「ずっといたらいいのに~」。
本当にみんなに愛され、みんなに惜しみない愛情と笑顔をくれたまろでしたよ。フェミニストまろ。もちろん まろロス激しく、今もまろの写真を見るたび、みんなまろに会いたくなっております・・・。

先住のキャンディちゃんはわんちゃん同志のお付き合いがあまり得意ではないとお聞きしていました。だから次のわんこを迎えるときにそれが心配だとも。
「まろは絶対に大丈夫!きっとキャンちゃんとうまくやっていける!」と自信をもって送り出すことができるほどでした。

そして順調にキャンマロとしての生活を送る中、7月にはなまらシュナの会でまろに再会!
さっぱり預かりのことなんて忘れて、ママとおねぇちゃん、そしてキャンディねぇさんと幸せな家族、でした。



マロを迎えて
キャンマロ ママ

2016年3月27日にホワイトシュナのマロを我が家に迎えました。


先住犬のキャンディは2011年3月産まれ。東北地震の年の生まれです。
被災した犬達を見て、我が家でも里親になってあげられるのでは?と思いつつ娘と里親のホームページなども見ましたが、なかなか最後の一歩が踏み出せず、結局ペットショップで出会った生後38日目のキャンディを家族に迎えました。

それから5年。

2頭目を迎えたいという娘の希望もあり、シュナウザーラバーズで存在を知っていたTSRさんから保護犬を迎えようと話し合って決めました。

私の住む北海道エリアでの里親募集犬はなかなかいたなかったのですが、近畿地方で募集していたマロを見つけ、本来エリア外での里親は難しい中、一度も会ったことのないマロを一か八かで北海道のメンバーさんのところまで送って頂きました。TSRさんには随分とご無理をお願いしました。ありがとうございました。

マロ(本名マシュマロ)が来るまでの間、キャンディにはマロが来るよ。もうすぐマロが来るよっと何度もマロという名前をインプットしました。
すると、マロが来たかな?っというとキャンディは玄関まで走って様子を見に行くようにもなりました(笑)

初めて我が家にマロが来た日、キャンディはもちろんよそ者が我が家にいきなり来たのですからわんわんと吠えましたが、落ち着いたらすっかり静かになり、早速お散歩にでかけてみるとケンカもせず、これならやっていけると安心したのを覚えています。
しばらくの間、キャンディはマロのことをお客さん扱いをしていましたが、今ではマロの存在も認め普通の生活ができています。


マロも始めはキャンディに遠慮がちで、フレンドリーながらも私にべったりと甘えてくる事はなかったのですが、家族になって5カ月の今はかなりの甘えん坊っぷりを発揮して、時々キャンディに怒られています(笑)



これからもキャンディとマロと一緒に、いっぱい食べて、いっぱい笑って、そして元気に楽しく暮らして行けることを願うと共に、1匹でも多くの保護犬がステキな里親さんと出会い第二の犬生を送れることを願っています。

キャンマロママからいだたく近況報告。マロロスをいまだに感じながら、幸せそうなマロの様子をお知らせいただいて、本当にうれしいです。キャンマロの様子はYoutube で見ていただけますよ!女優キャンディちゃんがおしゃべりしてくれます!
今は付き人?のマロもそのうち いけワンデビューかしら?

預かりをしているとお別れはさみしいものですが、きっと一生わんこを飼いつづけても到底越えられない数のわんこたちとの思い出が残ります。

幸せになったわんこたちの近況を聞き、今日も明日もできることを続けていきたいなと気持ちをあらたににすることができます。

マロ!また北海道いくからね!

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2016年8月22日月曜日

『ゆきち』くん『ふわり』ちゃん

ゆきちは2014年年末 TSRへやってきました。
迷子としてセンターに収容されました。
その時、飼い主の手がかりがないか、身体中を調べ、マイクロチップも確認したそうです。アメリカのチップが入っており、どうやらアメリカ生まれ?帰国子女?で、あることが発覚しました。

センターの方が、検疫に問い合わせてくださいましたが、残念ながら、ゆきちが飛行機に乗った記録は見つからず、飼い主さんにつながることはありませんでした。
その後、行政にて譲渡候補わんことして手厚いケアをうけて後は素敵なご縁を待つのみ、だったのですが、センターでの生活が長くなるにつれて体重減少が気になる・・・これ以上痩せるのはあまり良くない、可能であれば一般家庭での生活を送りつつ良縁を待つのが望ましいとのご判断でTSRへご連絡いただき、お預かりさせていただくこととなりました。


預かりメンバーのおうちにやってきた日のゆきち
ゆきちは背が高く、本来、9kgほどあっても良い体格なのですが、来た日は6.5kgしかなく、被毛も薄くなってしまっていました。しっぽに至ってはツルツルで、豚のしっぽ状態でした。

TSRでは、預かり担当に名付けをする特権があるので、明るい名前をいくつか考えておりました。
お迎えに行ってだっこしたとき、白くて、スリムな体、コミカルな仕草に、ハイジのユキちゃんに似てるなぁー。と、ゆきちの名前を思いついたそうです。
『幸せを知る』と、願いを込めて。

足腰の筋肉がほとんど機能しておらず、引きずるように歩いていたため、10cm弱の高さのわんこベッドにさえのぼれず、ベッドごとひっくり返って、どら焼きのようになっていたこともしばしば…

腸内の細菌バランスが悪く、うんちがゆるかったのですが、段差を越えるときなど、力が入るとおしっこうんちが漏れてしまっていました。
汚れても気にしていない様子で、留守中、ベッドにうんちが落ちても、そのまま上に寝てしまっていることもありました。

その様子から長年、狭いところに閉じ込められ、満足な食事も出来ず、生活していた、繁殖に使われていた子ではないか??と、判断するに至りました。
シニアの年齢ですので、まだ日本にホワイトシュナウザーの少ない時代、アメリカから取り寄せた子なのかも知れません。

サークル生活をメインにすれば、掃除は楽だったのでしょうが、それでは筋肉が付かないので、極力室内フリーにしておりました。
当時、預かりメンバー宅は築1ヶ月、前述のように皮膚が傷んでいる状態で、おむつは長時間付けられないので、部屋中をシーツで埋め尽くし対応してくれました。

約半年間、リハビリをし、ボランティアトリマー様に綺麗にしていただいた、その頃、今のパパから、是非うちの子にと、お声がけいただきました。
ボラトリ様が、記念に作ってくださった、お見合い写真です。

大変なことも多かったけど、ゆきちはとびきり甘えんぼな男の子だったそうです。
そのイケワンぶりにも、ファンがたいへん多い子でした。
お見合いを成功させ、トライアルに向かう前、お別れ会を開催していただけたんですよ!!
その後、トライアルを問題なく過ごし、無事譲渡の運びとなりました。トライアル中も、リハビリにお風呂に頑張ってくださいました。



ふわりも同様に迷子わんことしてセンターにてお迎えを待っていましたがお迎えがなく、TSRでお預かりすることに。

はじめは保護された地域でお預かりしていましたが良縁をつかむべく お引っ越しをしました。
(ふわりは、保護された地域では長く御縁がなかった為、東海地方に引っ越してきました。)

前の預かりさんが、御家族でとっても可愛がってくださっていたので、うちに来た日から、お腹をなでさせてくれ、我が家でも可愛い♡と、瞬く間にアイドルの座に君臨しました、とのこと。

前の預かりさんのところにいる時から、皮膚に赤み、ベタつき、かゆみ、目ヤニがあり、そちらのケアを引き続き頑張ってくれました。

フードを変えたり、お風呂に頻繁に入れたり、炭酸泉、ハーブパック、ナノバブル…
いろいろ試してみましたが、なかなか改善せず、暑い季節だった為、ベタつきに至っては、どんどん酷くなるようにも感じました。

そこで、メンバーとも相談し、詳しいアレルギー検査することに。
その際には、たくさんの方から御支援を頂きまして、高額なアレルギー検査を、不安なく受けさせてやることが出来ました。ありがとうございました。
↓その当時のブログ記事です。
「ふわりのアレルギー検査結果。」
ブログ記事に載せました書類のとおり、これといって〇〇アレルギー!と言える食材、身近で触れる虫や植物などがない、という、驚きの結果が出てきまして…

これですっきり原因排除!と、思っていた預かり担当は、また、頭を抱えることとなるのです…(笑)

その頃、ゆきちの新しいおうちでの様子を聞くため、ご家族と連絡を取り合っていたところ、預かり宅には犬や猫がいたので、ゆきちがひとりになりさみしそうだ、ふわりもお迎えしたい、アレルギーのことも、信頼できる病院、サロンがあるので、長くかかることになっても、頑張ってケアしてやりたい、出来ると思う、と、言っていただけました。
たまたま、お近くでイベントが開催され、出展する予定がありましたので、そこで、お見合いをすることになりました。



預かり中、雨に濡れた芝に反応して、かゆみが出たことがありましたので、芝のお庭に自由に出入りできるゆきちのお家で、かゆみが出ないか、そこもチェックさせていただき、もし、反応が出るようなら、お見合い、トライアルは中止にさせていただくかも…と、TSR側も、ゆきち御家族もドキドキのお見合いでした。

無事、芝OK、ゆきち…(妹が来ることに)まぁ、しぶしぶOK…だったので、譲渡させていただきました。

ゆきちとふわり

シュナウザーを2頭と暮らしていましたが、家庭の事情で一緒に暮らすことができなくなってしまいました。

その時わんこのお家と言うサイトと出会いTSRさんと出会いました。
初めは興味本意で見ていましたが、TSRさんの保護犬でゆきちと目が合いました❗
大袈裟かも知れませんが、その時に、あっ 絶対俺が迎えなきゃ❗と思いました。

ゆきちは、白内障、足腰弱い、トイレも上手く出来ない
でも、狭いゲージで今まで過ごしてきた犬生、絶対に残りの犬生を楽しく過ごせる環境が、俺の家には有るじゃないか!
絶対俺が迎えよう!
そんな思いで、TSRさんに連絡をしました。

お見合い日が決まり嬉しくて嬉しくてワンコ部屋を掃除したり何回もゆきちの写真を見たりして、会えるのを楽しみにして居ました。
トライアル日が決まりゆきちが来た日は一生忘れません!網戸に突撃したり、庭で転げ回ったり、マーキング大魔王だったりで、大変でした。

正式譲渡になり我が家のワンコになってから毎日ランのパトロールから近所の警備に精進しているゆきちです。

その後、ゆきちの預かり担当さんから同じ白シュナのふわりちゃんをお預かりするんだよ!とお聞きしました。

息子に相談しましたらゆきち昼間凄く寂しそうだから、迎えてあげれば?と言われました。

9月のシュナラバにて、お見合いそのままトライアルとなりましたが、ふわりを迎えたのが大正解でした。



(ふたりそれぞれのトライアル入の日、よろしくねー)

散歩もよたよただったゆきちがふわりの後を付いて、走る走る❗本当に同じ犬?って思う位に逞しく、元気になりました。
最近オレオレ大魔人に変身しそうなゆきちと、ナデテナデテちゃんになったふわりちゃんに囲まれ毎日楽しく、暮らして居ます。


保護犬だから…
歳だから…
病気だから…
とお考えの皆様!

シニアのシュナも良いものですよ!そりゃ色々と不安要素は有りますが、パピーには無い可愛いらしさ、突っ込み処満載の行動、楽しいシュナ生活ですよ!
私はこれからもTSRさんからお迎えをします。


実はゆきちとふわりのおうち、わんちゃんルームと、ドッグラン仕様の綺麗な芝生のお庭があるんです!初めにお話をいただいた時にここで迎えようと思いますとお家のお写真も一緒にいただきました。
メンバー一応口をそろえて、『私を譲渡して!』というほどの素晴らしい環境。

さみしかった昔のことを差し引いてもおつりがくるほどセレブ~♪な環境でゆきちとふわりは幸せな生活を送ってくれています。

保護当時、皮膚が悪かったゆきちとふわりですが、ゆきちはふっさふさマッチョなしろくまさんに、ふわりはアレルギーを克服し、発赤かゆみがみられなくなりました。
ふわりのアレルギーに関しては、応援して下さる皆様にも相談させて頂き、暖かい御支援の元、詳しいアレルギー検査をさせていただきましたので、預かり担当が、当時かなり悩んでいたのを覚えておられる方もいらっしゃるかと思いますが、ホントのお家に行ってすぐ、治ってしまってビックリしました。
わんこには、安心できるおうちがわかるものなんですね。


ゆき父、本当にありがとうございます。シニアを迎えるということ、成犬を迎えることに対するハードルが一般的に低くなることを祈るばかりです。

今年もシュナラバで会おうね!ゆきち!ふわり!
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